諏訪のリビルディングセンター・ジャパンに行ってきました!
古材や年代物の家具の販売+おしゃれなカフェも併設していて、ものづくりが好きな僕にとっては、わくわくする場所でした!
先日の丸の内のトークショーでお知り合いになった環境省の方から教えてもらい、その存在を知りました。
出張の旅の途中だし、何より、アップサイクルを実践している場所だと聞いたので、何か面白いヒントがありそうだなと。
なんともタイムリーなことに、この日の午前中に全国番のNHKに放送されたようで、お客さんも多かった!
14日(水)PM3:10~3:42に再放送があるようです。サキドリ↑
このリビルディングセンター・ジャパンは長野県諏訪市にあります。
路地があるような昔の佇まいがあるところにありました。
平戸でも、よく見られるように市街地に人が集まっていき、ここの周辺には空き家が多いのだそう。
地元で育って、ここによく来ているという地元の方から聞きました。
パッと見た感じではわかりませんが、おしゃれな看板で気づきました。
もともと建設会社の事務所が入っていた建物だったようです。
この建物を取り壊そうという話が、今の運営されてる方々のところに来て、この場所に作る様になったということ。
全員とは話していませんが、やはり建築関係の仕事をしてる方や、家具職人の下で働いていた方などが運営メンバーでした。全員、移住者だそうです。
8月から工事を行い、地元の方たちの手伝いなどもあり、結構大きな建物ですが、9月末には完成。
その様子はフォトブックになって、カフェにも置いてあり、自由に見ることが出来るようです。
今回はここの運営スタッフの金野さんにご案内いただきました。
扉を開けると、そこにあるのは、建具で作ったおしゃれな壁!
この建物の方向性が一発でわかるよい壁ですね。
この奥にカフェスペースがあります。
カフェスペースに入る扉を開けると、そこには、また、おしゃれなカウンター!
もちろんこれも古材で作ってあるそうです。
古材って聞くと、古ぼけたもののイメージがありますが、きちんと手を加えてあげれば、味があるものに変わります。
まさに、アップサイクル!このカウンターはそれを主張してますね。
扉を出て、また、玄関の方に戻ると、もう一つお部屋が。
大きいテーブルがどんとあって、また洒落た部屋です。
この大きいテーブルも雪止めという屋根の古材を再利用したもの。
真ん中のこのアーティスティックな天板はトタンを叩いて、形を作っているのだそう。
ここの壁も古材。
長さを合わせるために切らないといけない素材が出てきて、材を切ることもあるそう。
しかし、そのままだと、新材みたいに見えるので、角を叩くという一手間を加えるんだそうです。
階段を上がって2階へ登ると、たくさんの家具や建具がところせましと!
リサイクルショップ、といったら、なんか安っぽい感じがするけど、ここにあるのは全て味があって、現代に通じるおしゃれなものが多い。
これも解体現場からレスキューする方のセンスなんでしょうね。
もちろん古材も販売しています。
長物もありますし、板やトタンなんかも種類分けしてありました。
工房もありますが、現在は運営者さん用のもの。ゆくゆくシェア工房もやりたいとのこと。
これらも、もともとは家の一部であったりしたもの。
また何かに利用される日を待っているように感じました。
このリビルディングセンター・ジャパンは、東野さんを中心に出来たプロジェクトだそうです。
詳しい経緯や、なぜこういう場を作ったかを知りたい方はこの、キャンプファイアーの記事をご覧ください。
カフェは9:00~18:00。
古材売り場は1:00~19:00まで営業しています。
僕も、信州のりんごを使ったアップルパイをテイクアウトして、なんか、ワクワク感もテイクアウトした感じで跡にしました。
訪問して見えたもの
今回のリビルディング・センターに行って、僕の中で、新しい光が見えました!
マッド・リドレー風に言うと「アイディアがつがう」。
外山滋比古風に言うと「アイディアが熟成された」感じ。
そう、アップサイクルのEサイクルを作ろう!
もともと、不要になったり、捨てられた自転車を、Eサイクルに出来たら面白いな~と、ずっと考えてました。
「REサイクル」とか、名前つけて、とか。
しかし、それで良いものが作れるんだろうか?と疑問がわいてきて、アイディアを寝かせていました。
ISOLAのミッションに「移動分野における循環型社会を実現する」とあるけど、ずっと、新しいものばかりを作り続けることは「持続可能」じゃないんじゃないだろうか?という疑問も捨てきれませんでした。
塗料とか、そういうことも含めて、材料から見直すとなると、そうとうに大きな壁を感じていました。
再利用とアップサイクルの違いを意識出来た
廃車から要らなくなったバンパーを外してきて、それを再利用して、3Dプリンターのフィラメントを作って遊んだり。
鉄を溶かして再利用する方法がないかとか、いらなくなった車輪で傘掛けを作ったりとか。
そうやって、遊んでいるうちに1つの考えが生まれました。
ゴミになったら、そこで、終わりだけど、また、復活させれば、そこが原産地ではないのかと。
つまり、捨てられるはずだったんだから、価値はゼロだけど、それに手を加えることで価値を見い出せば、そこで、生産されたことになると考えておかしくないのではと。
そもそも、鉄を例にとって、考えれば、いきなり鉄のパイプが地中から見つかるわけではなく、鉄鉱石をほって、それを製鉄して、イスを作る。
このプロセスをアップサイクルに当てはめてみれば、ゴミになってた鉄パイプを曲げて溶接して、イスを作る。
そう考えれば、原産地はそのプロセスを行った場所と言えると考えます。資源が少ない日本ではこの考え方に切り替えていく必要があると思います。
最近良く耳にするようになった「アップサイクル」。
リビルディングセンター・ジャパンは僕に、その感覚を肌身を持って実感させてくれました。
そう、「リサイクル」じゃなくて、もっと良いものに仕上げる、「アップサイクル」にすれば良いんだ!と。
そして、そこには、時間という+αの価値を見出す事もできます。
感覚的な話なので、文章では伝わりにくいけど、僕の中では、このアップサイクルが僕の人生の1つになる感覚があります。
もともと、1号機のEサイクルも、使われなくなった自転車を引っ張り出して作ったアップサイクルだしな~
本来、資源は限られているもの。
昔はそれを「消費」するだけだったけど、「再利用する」という価値観に取って代わると、僕は感じています。資源は無限でないことに気づいたから。
資源が限られている日本だからこそ、やる必要性がある。
そして、平戸でそれが出来るんだったら、日本で出来ると僕は思いました。
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